タイミング療法

卵胞の大きさとホルモン値をモニタリングしながら、排卵の時期を特定します。排卵の時期に合わせて、妊娠しやすいタイミングでの性交渉を指導する、最も自然妊娠に近い治療法です。

不妊期間が短く、指導日に性交渉が可能で、不妊症検査で大きな問題がない場合などに適応となります。
タイミング療法を3〜6ヶ月続けても妊娠しない場合は、人工授精などへのステップアップの検討をおすすめします。

タイミング療法の流れ

通院回数:1~3回/周期
成功率:約10%程度

  1. 月経開始1~5日目

    超音波検査で卵胞の状態を確認し、必要に応じて排卵誘発剤を処方いたします。

  2. 月経開始10~13日目

    超音波検査やホルモン検査を組み合わせ、正確な排卵日を予測します。予測排卵日に確実に排卵をさせるために、排卵を誘起する点鼻薬を使用することがあります。

  3. タイミング指導

    ご案内したタイミングで性交渉を行っていただきます。妊娠しやすいのは、排卵の1~2日前と言われています。

  4. 妊娠判定

    予定日より月経が遅れた場合は、妊娠検査薬を使用し、妊娠の確認をしてください。
    陽性になった場合は、詳しい検査を行いますので、ご来院ください。