不妊治療はいつから始めたらいいの?自分にはどんな治療が必要なの?
少しでも不安に思うことがありましたら、まずは検査からはじめてみませんか。
ご自身の体の状態を把握し、適切な方法とタイミングで不妊治療をスタートさせましょう。
膣から超音波器具を挿入し、子宮や卵巣の状態を確認します。
子宮筋腫や卵巣のう腫などを診断したり、月経周期に応じて卵胞の発育状態や、子宮内膜の厚さなどを評価することができます。
当院では痛みの少ない超音波器具を採用しており、安心して検査を受けて頂けます。
卵胞より分泌されるホルモンで、卵巣に残存する卵子の量(卵巣予備能)を反映します。
合併症や年齢により低下することが知られており、現在のAMH値を把握することは、不妊治療の計画を立てる上で重要な指標となります。
AMHについて詳しくは こちら をご覧ください。
クラミジア感染症は、性感染症のなかで最も頻度が高く、卵管などに炎症を引き起こし閉塞させることで、不妊の原因となります。卵管性不妊症の60%以上で、クラミジアが原因に関わっていると言われています。
性行為で感染しやすく、女性では無症状なことがほとんどであり、カップルでの検査をお勧めします。
風疹抗体が少ない(=風疹に感染しやすい)場合、お母さんが妊娠中に感染してしまうと赤ちゃんが『先天性風疹抗体症候群』にかかってしまう可能性があります。
妊娠を希望される際には、パートナー様とお二人で風疹抗体を検査し、抗体が少ない場合にはワクチン接種を行いましょう。
※ 女性はワクチン接種後2ヶ月間の避妊が必要となります。
B型肝炎、C型肝炎、梅毒、HIVの4項目について感染の有無を検査します。
感染した状態で妊娠をするといずれも母子感染のリスクがあり、妊娠前にパートナー様とお二人での検査と対策が必要です。
2種類の甲状腺ホルモン(TSH、FT4)を検査することにより、甲状腺機能を評価します。
甲状腺機能の異常は、不妊症や流早産の原因となることや、妊娠中の赤ちゃんの発育に影響を及ぼすことがあると言われています。
検査に異常がある場合には専門医と連携し、妊娠に向けた治療をご案内します。
月経周期や排卵に関わる、4種類の女性ホルモンを検査します。
卵胞が育ち、排卵し、次の生理を起こすまで、それぞれのホルモンがバランスよく分泌されることが大切です。そのため、月経1~5日目 に検査をする必要があります。
◆ E2(エストロゲン)
◆ FSH(卵胞刺激ホルモン)
◆ LH(黄体形成ホルモン)
◆ PRL(プロラクチン)
不妊カップルのなかには、精子の動きを止めてしまうような抗体を保因している可能性が、男女ともにあります。
原因不明の長期不妊や、ヒューナーテストが不良な場合には、精子不動化抗体の検査をおすすめします。
自宅、もしくは院内で採取していただいた精液について、量や精子の濃度・運動率・形態などを評価します。
当院では精子運動解析装置(SMAS)を導入しております。SMASの最新鋭技術により自動解析された精子データは、従来法の人が目視で出した精子データと比較し、的確で迅速な診断を可能とします。
不妊カップルの約50%は男性にも原因があると言われており、不妊治療を進める上で重要な検査となります。
詳しい検査内容は こちら をご覧ください。
性交渉後の精子と頸管粘液(子宮から分泌される粘液)の適合性を評価する検査です。
排卵時期に性交渉を行っていただき、当日もしくは翌日に頸管粘液を採取します。頸管粘液中の運動精子を評価することにより、性交渉後どの程度精子が子宮内に到達できるかを予測します。
生理食塩水を用いて、子宮内腔の病変を評価する超音波検査です。
子宮内に生理食塩水を注入し、内腔を膨らませた状態で超音波検査を行います。子宮内膜ポリープや子宮筋腫など、着床の妨げになるような隆起がないかを診ることができます。外来での検査が可能で、検査時間は約15分程度です。
病変の大きさなどによっては、より詳しい子宮鏡検査や、子宮鏡手術をおすすめすることがあります。
生理食塩水を用いて、卵管の通過性を評価する超音波検査です。
特殊な機械を使い、生理食塩水中に細かい空気の泡を発生させます。生理食塩水を子宮内に注入し、空気が卵管を通る様子を超音波で観察します。外来で検査が可能で、検査時間は約15分程度です。
造影剤を使用しないため副作用の心配がなく、安全に行っていただける検査です。
※料金は全て税込価格です。
※料金は全て税込価格です。
※料金は全て税込価格です。