「着床前遺伝学的検査(PGT: Preimplantation Genetic Testing)」は、体外受精(IVF)によって得られた受精卵(胚)に対して行う遺伝子検査です。胚移植の前に染色体異常や構造的な異常の有無を確認し、より妊娠に適した胚を選択することができます。
PGTには主に以下の2種類があります。
PGT-A(着床前染色体異数性検査)
PGT-SR(着床前構造異常検査)
PGT-Aは、胚の染色体数が正常かどうか(正倍数性)を調べる検査です。
人間の染色体は46本(23対)ですが、この数に過不足があると、妊娠が成立しにくかったり、流産のリスクが高くなったりすることがあります。