お知らせ

当院が生殖補助医療(ART)実施医療機関に登録されました

当院が生殖補助医療(ART)実施医療機関に登録されました。
当院は施設・設備・要員などについて一定の基準を満たしていると認められ、これにより日本産婦人科学会の承認のもと、以下の医療行為をご提供できることをお知らせ致します。

  • 体外受精・胚移植
  • 顕微授精
  • ヒト胚 および 卵子の凍結保存と移植

生殖補助医療(ART)実施医療機関とは?

生殖補助医療(ART)は不妊診療を含む生殖医療の重要な選択肢のひとつです。ARTの実施にあたっては、受ける患者の医学的・社会的・経済的かつ心理的側面に十分配慮するとともに、施設・設備・要員などについて一定の基準を満たすことが必要です。
ARTを実施しようとするすべての医療機関は日本産婦人科学会に対して実施医療機関として登録する義務があり、ARTの過程で行われる各手技は、登録施設においてのみ実施可能となります。

当院の取り組み

1. 院内の施設・設備

当院では緊急蘇生セットを備えた採卵室・胚移植室や、個別に施錠可能な培養室・凍結保存設備を設置しており、患者さまに安心して治療を受けていただくことができます。また、その他にも院内に採精室・カウンセリングルーム・検査室を設置しており、ARTの各過程を院内でスムーズにご案内することが可能です。

2. 院内の要員

当院では、安全で質の高い医療を提供すべく、不妊症診療および配偶子の取り扱いについて知識と技術、高い倫理観をもつ医師(産婦人科専門医、生殖医療専門医)、看護師、胚培養士を配置しております。
また、必要に応じて泌尿器科医やカウンセラー、コーディネーターと連携を取り、患者さまをサポートして参ります。

3. 院内の安全管理委員会

当院では、生殖医療に関する安全管理のための委員会を設置し、安全管理に関する現状把握と改善のための方策を講じ、定期的に職員研修を行います。

日本産婦人科学会への報告義務

ART実施医療機関においては、有効かつ安全な治療を実施するとともに、実施した症例の経過、妊娠・出産を含む転帰を把握し、日本産婦人科学会に報告する義務があります。
報告の際には個人情報の保護に十分配慮いたしますので、患者さまにおかれましてはご了承いただけますと幸いです。